世界のコロナワクチン接種100億回 格差に懸念も[2022/01/29 09:22]

 世界の新型コロナワクチンの接種回数が累計で100億回に達しました。ただ、アフリカなどでは1回目の接種を終えていない人も多くワクチン格差が浮き彫りになっています。

 ニューヨーク・タイムズは28日、新型コロナワクチンの接種回数が世界で100億回を超えたと報じました。

 およそ79億人の世界の人口を累計では上回っていますが、アフリカなどの低所得国では1回目の接種率が9.8%に留まっています。

 一方、先進国では、77%が少なくとも1回の接種を終えたほか4回目の接種の議論も始まっていて、ワクチン格差が広がっています。

 ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX」は、これまでに10億回分を供給していますが、富裕国の囲い込みもあり、当初目標にしていた回数の半数にも満たないということです。

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