韓国政府が北朝鮮のミサイル発射を糾弾[2022/01/30 14:59]

 韓国政府は、北朝鮮が30日午前に発射したのは「中距離弾道ミサイル」だとしたうえで、今回の発射で「核実験とICBM=大陸間弾道ミサイルの発射再開に近付いた」との認識を示しました。

 韓国軍によりますと、北朝鮮は午前7時52分ごろ、北部の慈江(チャガン)道・舞坪里(ムピョンリ)付近から日本海に向け、中距離弾道ミサイル1発を高角度で発射しました。

 飛距離はおよそ800キロ、最高高度はおよそ2000キロに達したということです。

 ミサイルの発射は27日以来、今年7回目となります。

 韓国政府はNSC=国家安全保障会議を開き、「半島非核化と平和安定に対する国際社会の要求と国連安保理決議に対する挑戦だ」として糾弾する立場を表明しました。

 また、文在寅(ムン・ジェイン)大統領も「今回の発射で核実験とICBM発射の再開に近付いた」と指摘しました。

 北朝鮮は金正恩総書記も出席した19日の会議でアメリカとの信頼構築見直しを宣言し、核実験やICBMの発射再開をすでに示唆しています。

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