聖火リレーに“国境紛争で負傷の兵士”インド猛反発 中国は正当性主張[2022/02/07 20:22]

 北京オリンピックの聖火ランナーにインドとの国境紛争で負傷した兵士が選ばれてインド側が強く反発したことに対し、中国外務省は選考の基準に合っていると正当性を主張しました。

 今月2日に行われた聖火リレーで、去年インドとの国境地帯で中印両軍が衝突した際に負傷した中国人民解放軍の兵士がランナーとして登場しました。

 インド政府はこれに強く反発し、中国に駐在する大使を4日の開会式に出席させませんでした。

 一連の衝突ではインド兵士が20人死亡し、中国側も4人が死亡しています。

 中国外務省は7日の会見で、人選について「聖火ランナーは幅広い範囲の代表であり、選考の基準に合致している」と主張しました。

 そのうえで、インド側に「聖火ランナーについて政治的な分析をしないでほしい」と訴えました。

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