ウクライナ情勢めぐり 仏ロ首脳が直接会談[2022/02/08 06:13]

 緊迫するウクライナ情勢を巡ってフランスのマクロン大統領がロシアのモスクワを訪問し、プーチン大統領と直接会談しました。

 ウクライナ情勢の緊迫以降、西側の主要国首脳がロシアを訪れ、プーチン大統領と対面で会談するのは初めてです。

 会談は5時間以上に及びました。

 プーチン大統領は「ロシアとフランスは共通の懸念を抱いている」などと述べ、フランスを取り込むかのような姿勢を見せました。

 マクロン大統領としてはアメリカとロシアの交渉が暗礁に乗り上げるなか、打開策を探りたい考えで、ロシア側に緊張緩和を求めました。

 ただ、NATO=北大西洋条約機構の不拡大を求め続けるプーチン大統領との溝は大きいままです。

 マクロン大統領はこの後8日にウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談する予定です。

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