北朝鮮に未公表ミサイル基地　ICBM格納の可能性

　アメリカの研究機関はこれまで公表されていない北朝鮮北部にあるミサイル発射基地の衛星画像を公開しました。

　CSIS（戦略国際問題研究所）は先月に撮影された衛星画像などから、北朝鮮北部慈江道（チャガンどう）にこれまで公表されていない建設中の弾道ミサイル発射基地があると発表しました。

　20カ所ほどあるとされる未公表の弾道ミサイル基地の1つで、これまでのアメリカと北朝鮮の非核化を巡る協議の対象には含まれていないとみられます。

　CSISは情報筋の話からこの基地には将来的にICBM（大陸間弾道ミサイル）が格納される可能性が高いと述べ、「これが実現すれば、北朝鮮の既存の抑止力と攻撃能力を拡大させる」と指摘しています。