中国で一時拘束の日本大使館員 パスポート提示も数時間にわたり身柄拘束[2022/02/25 10:49]

 中国で日本大使館の職員が一時拘束された問題で、職員は何度も外交官パスポートを示したものの数時間にわたり、室内で身柄を拘束されていたことが分かりました。

 関係者によりますと、日本大使館の職員は今月21日午後、通常の情報収集に関する面会を終えた直後5人ほどの中国側の当局者に囲まれ、そのまま拘束されたということです。

 外交官用のパスポートを何度も提示し、身分を明らかにしたうえで日本大使館への連絡を求めましたが聞き入れられず、室内で10人前後から数時間にわたって事情を聴かれたということです。

 外交官の保護などを規定したウィーン条約は「外交官はいかなる方法によっても抑留し拘禁することができない」と示しています。

 中国外務省は23日、この職員が身分に相応しくない活動をしたため法律に則り調査したと主張していました。

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