日本とアメリカがウクライナ情勢や中国の海洋進出などをひとまとめにして懸念を示したことに対し、中国国防省は「異なる意見の排除は緊張と対立を生む」と反発しました。
岸防衛大臣は7日にアメリカのエマニュエル駐日大使と会談した際、中国による一方的な現状変更の試みやウクライナ問題を指摘し、「安全保障上の懸念が高まっている」と述べました。
エマニュエル大使も中国やロシア、北朝鮮の行動が「ルールに基づくシステムを壊そうとする点で共通している」と応じました。
これに対し、中国国防省は24日の会見で「国家間の交流は地域の平和に役立つべきで、第三国の利益を損なってはならない」と反発しました。
さらに「意見の異なる者を排除することはより一層、信頼を失い、緊張と対立をもたらす」と主張しました。
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