ドイツが中国に指摘「常任理事国として責任がある」両国外相会談[2022/02/27 14:56]

 ドイツのベアボック外相は中国の王毅外相と電話で会談し、中国には国連安全保障理事会の常任理事国として、ロシアに戦争をやめさせる「特別な責任がある」と強調しました。

 ドイツ外務省の発表によりますと、26日に行われた電話会談でベアボック外相は「中国は国連安保理の常任理事国として、特別な責任がある」と指摘しました。

 そのうえで、「今の問題は、ロシアにウクライナへの戦争をやめさせることだ」と強調しました。

 中国は、安保理でのロシアへの非難決議案で「棄権」に回っています。

 一方、中国外務省によりますと、王外相は「安保理は危機の解決に有益となるべきで、新たな対立をあおってはならない」との考えを示しました。

 また、ロシアへの制裁に反対し、冷戦終結後のNATO=北大西洋条約機構は位置付けを再考すべきだと主張しました。

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