北朝鮮 ウクライナ情勢巡り米国・西欧を非難[2022/02/28 23:05]

 北朝鮮メディアは、外務省報道官がウクライナ情勢を巡り「原因はアメリカと西ヨーロッパ諸国の覇権主義にある」と述べたと報じました。

 朝鮮中央通信によりますと、報道官は「イラクやアフガニスタン、リビアを廃墟にしたアメリカと西側諸国が、自ら火を付けたウクライナ情勢で『主権尊重』などと言うのは理屈に合わない」と主張したということです。

 そのうえで「世界が直面する危機はアメリカと追従勢力の強権的態度だ」と指摘し、「アメリカの二重基準がある限り世界に平穏は訪れない」などと従来からの持論を展開しました。

 北朝鮮としては「ウクライナ危機」の責任がアメリカなど西側諸国にあると主張することで、朝鮮半島情勢を緊張させているのはアメリカだと印象付ける狙いがあるとみられます。

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