プーチン大統領“核戦力厳戒”命令 中国は批判避ける[2022/02/28 23:10]

 プーチン大統領が核を含む戦力の厳戒態勢を命令したことについて、中国外務省は、「ロシアの安全保障上の訴えは重視されるべき」などと述べ、ロシアへの批判は避けました。

 ロシアのプーチン大統領は27日、国防相や軍幹部に核兵器などを扱う「抑止力部隊」を厳戒態勢に移すよう命令しました。

 これについて、中国外務省は28日の会見で「各国の核問題についての表明を注視している」と述べたうえで、NATOの東方拡大をあげ「ロシアの安全保障上の訴えは重視され適切に解決されるべきだ」と、ロシアの懸念に理解を示しました。

 また、アメリカなど関係国を念頭に「冷静さと自制を保ち、情勢のエスカレートを防ぐべきだ」としています。

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