韓国大統領「日韓協力は未来への現世代の責務だ」[2022/03/01 16:35]

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は日本統治時代の独立運動を記念する式典で任期最後の演説を行い、日本と北朝鮮にそれぞれ対話の必要性を呼び掛けました。

 1日の式典で文大統領は「日韓協力は未来への現世代の責務だ」と述べ、関係改善の必要性を訴えました。

 一方、同時に「日本は歴史を直視し謙虚になるべきだ」とも述べ、元慰安婦や徴用工の問題で対立する日本政府への牽制(けんせい)も忘れませんでした。

 新年から挑発を繰り返す北朝鮮については、任期を振り返って「ドラマチックな対話で平和を実現した」と自画自賛する一方、「今の平和は脆弱(ぜいじゃく)だ」「対話が切れてしまった」と苦悩も吐露し、次期政権にも南北対話の継続を求めました。

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