台湾の蔡英文総統は、アメリカのトランプ政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏と会談し、アメリカと台湾との協調の重要性を訴えました。
蔡英文総統は、台湾の総統府で3日、アメリカのトランプ前大統領に「側近」として仕えたポンペオ前国務長官と面会しました。
蔡総統は、ウクライナ情勢に関して「台湾は、民主的なパートナーと共にロシア制裁に参加している」と述べ、アメリカと台湾とのさらなる協調を訴えました。
これに対し、ポンペオ氏は「アメリカは、これからも台湾とともに歩み続けるだろう。蔡英文総統の時代には、自由への願いが踏みにじられることはない」と話しました。
この前日、アメリカのバイデン大統領も台湾に特使を派遣しています。
緊迫するウクライナ情勢を受けたアメリカと台湾の接近に対し、「一つの中国」を掲げる中国政府は強く反発しています。
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