「侵攻は五輪後で」ロシアに要請か 中国政府は否定[2022/03/04 00:08]

 中国がロシアに対し、北京オリンピック閉幕までウクライナに侵攻しないよう求めていたとの報道について、中国政府は「フェイクニュースだ」と否定しました。

 ニューヨーク・タイムズは2日、アメリカ政府高官らの話として北京オリンピックが閉幕する先月20日までは侵攻を始めないよう中国政府がロシア政府に求めていたと報じました。

 この報道について、中国外務省は3日の会見で「まったくのフェイクニュースだ」と否定しました。

 そのうえで、「人々の関心を逸らし、他人に責任を押し付ける言論はとても卑劣だ」と批判しました。

 さらに、今回の危機の原因はNATO(北大西洋条約機構)の東方への拡大だとするロシアの主張に理解を示したうえで、「この危機のもともとの悪者はよく反省し、責任を果たすきべきだ」と欧米を牽制(けんせい)しました。

こちらも読まれています