「ロシアと事を構えるつもりない」米国務長官 ウクライナ要求「飛行禁止空域を」拒否[2022/03/05 10:39]

 アメリカのブリンケン国務長官はウクライナ政府が求めている飛行禁止空域の設定について改めて応じられない考えを示しました。

 ブリンケン国務長官はウクライナ政府が求めているウクライナ上空に飛行禁止空域を設定することについて「NATO軍機がロシア軍機を撃墜することにつながりかねない」として応じられない考えを示しました。

 そのうえで、「ロシアと事を構えるつもりはない」とその理由を明らかにしています。

 ウクライナ政府は空爆やミサイル攻撃の被害の拡大を受けて、ウクライナ上空での軍用機の一切の飛行を禁止する措置を強く求めています。

 NATO軍機が上空をパトロールすることが措置となるほか、措置に従わないロシア側との武力衝突の恐れがあるとしてアメリカ国内では強い反対論が出ています。

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