中国政府の北朝鮮問題担当の高官がアメリカ政府の北朝鮮問題代表と電話で会談し、アメリカ側に「北朝鮮に魅力的な対話の案を出してほしい」と訴えました。
中国外務省は11日、朝鮮半島問題担当特別代表の劉暁明氏とアメリカ国務省の北朝鮮政策特別代表ソン・キム氏が電話会談したと発表しました。
発表によりますと、劉特別代表はアメリカに対して「北朝鮮の正当で合理的な懸念に応えるよう望む」としたうえで、「魅力的な対話の案を出し、緊張が高まらないよう努力してほしい」と強調しました。
ソン・キム特別代表は、「北朝鮮と前提条件のない対話を望む。対話のなかで、懸念を話し合い解決したい」と述べたということです。
2人は先月末にも電話で会談していて、北朝鮮がICBM級などのミサイル発射を繰り返すなか、中国がアメリカにより積極的な対応を求めた形です。
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