避難中の7人死亡 プーチン氏に戦争終結の意思見えず[2022/03/13 06:59]

 ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、キエフ州で避難中の市民が攻撃を受け、7人が死亡しました。一方、ロシアのプーチン大統領は依然、戦争を終わらせる意思を示していません。

 ロイター通信によりますと、ウクライナの情報機関は12日、ロシア軍がキエフ州の村から避難しようとする市民に発砲し、子ども1人を含む7人が死亡したと発表しました。

 ロシアは一般市民への攻撃を否定していますが、南部のマリウポリで撮影された映像にはロシア軍の戦車が集合住宅や店などに向けて発砲する様子が映っています。

 こうしたなか、ロシア、フランス、ドイツの3カ国首脳による電話会談が12日、およそ1時間半行われました。

 フランス大統領府によりますと、マクロン大統領とショルツ首相が即時停戦を求めたものの、プーチン大統領に戦争を終わらせる意思は見られなかったということです。

 一方、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領はロシアとウクライナの代表がテレビ電話で複数回にわたって協議を行ったと説明したということです。

 また、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日の記者会見で、エルサレムでプーチン大統領と首脳会談を行う可能性に言及し、イスラエルのベネット首相による仲介に期待感を示しました。

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