「プーチンと早急に袂を分かつべき」中国の政治学者[2022/03/16 15:10]

　ロシアのウクライナ侵攻を巡り中国政府に助言する立場にある政治学者が「プーチン大統領と早急に袂を分かつべきだ」と主張する文章を発表し注目を集めています。

　「ロシアウクライナ戦争の結果と中国の選択」との文章を発表したのは、上海市共産党委員会の幹部養成機関「党校」の胡偉教授です。

　文章の中で胡氏は、「電撃戦は失敗に終わった。軍事行動は取り返しがつかない過ちだ」とし、欧米による空前の制裁で「ロシア経済は崩壊の瀬戸際にありクーデターのおそれもある」と指摘しました。

　そのうえで、中国が、立場を明確にしていないことで西側から孤立を深めているとして「プーチン大統領と早急に袂を分かつべきだ」と主張しています。

　文章は5日付で、海外のサイトで発表され中国国内でも拡散しましたが、現在は閲覧ができなくなっています。