停戦協議 ロシア 「ウクライナから中立国提案」[2022/03/16 23:52]

 停戦協議にあたっているロシア代表団のトップはウクライナ側が軍隊を保有しつつも、軍事同盟には加わらない「中立国」になることを提案したと主張しました。ウクライナ側は否定しています。

 ロシアのメジンスキー大統領補佐官は16日、「ウクライナ側はオーストリアのような中立国になる案を示した」と述べました。

 オーストリアは軍隊を保有しているものの、NATO=北大西洋条約機構などの軍事同盟には加わらず、「永世中立」を宣言しています。

 タス通信によりますと、ロシア大統領府のペスコフ報道官はこの案を検討しているとしたうえで、「妥協点として考えられる」と述べました。

 一方、ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は「絶対的な安全保障が必要だ」として、中立国になるという選択肢を完全に否定しています。

 画像:メジンスキー大統領補佐官のテレグラムから

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