アジア系住民へのヘイトクライムに「もう黙らない」全米各地で集会[2022/03/17 15:19]

 コロナ禍のアメリカで問題となっているアジア系住民へのヘイトクライムに対して、「黙らずに主張しよう」と呼び掛けるイベントが行われました。

 アメリカ、ペロシ下院議長:「アジア系アメリカ人・太平洋諸島民はパンデミック中に急増した偏見のある暴力に長い間さらされてきました。ヘイトによって奪われた命を忘れずに、議会はあらゆる人種差別的暴力と戦い続けます」

 1年前の3月16日、ジョージア州アトランタ周辺で3軒のマッサージ店が銃撃され、アジア系女性6人を含む8人が殺害されました。

 コロナ禍で、多くのアジア系女性に対する暴力が発生し「ヘイトクライムに対して、沈黙しない」ための集会がタイムズスクエアなど全米各地で行われました。

 宮嶋みぎわさん:「アジア人の人たちってアピールの強い西洋文化のなかで、いい人として気を使ってしまって、そのせいでたくさん大変なことを経験して声を上げないできたっていうのがあるんですよ。皆自分のことを弱虫で頑張っちゃいけないって思っていないですか?一緒に力を合わせれば、ヘイトクライムにも立ち向かっていけるんですよってどうしても言いたくて」

 この2年間で1万件を超えるアジア系へのヘイトクライムが報告されていて、先週も67歳の女性が自宅前で125回以上、殴られる事件が発生したばかりです。

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