ウクライナ情勢を巡り、岸田総理大臣が中国に責任ある行動を求めたことについて、中国外務省は「前向きに努力していて批判されるべきではない」と反発しました。
岸田総理は16日の会見で、ロシアによるウクライナ侵攻について「中国として責任ある行動を取ってもらうべく働き掛けを行っていく」と述べました。
これに対し、中国外務省は17日の会見で「情勢の鎮静化のために前向きに努力している」としたうえで「中国の立場は客観的で建設的なものであり、批判されるべきではない」と強調しました。
また、「核共有論」などを念頭に「日本の一部の政治勢力がウクライナ問題を借りて軍事力拡大を求めている」と主張し、逆に日本側を牽制(けんせい)する姿勢を見せました。
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