アメリカ国防総省は、ウクライナで攻撃を強めるロシア軍について、精密誘導弾や通信など様々な課題を抱えていると指摘しました。
国防総省の高官によりますと、ウクライナの首都キエフに迫るロシア軍には依然、大きな進展はない一方、黒海の北部でロシア海軍の動きが活発化しているということです。
ロシアの戦力については、弾道ミサイルの大部分が利用可能だと評価しつつも、精密誘導弾の一部や巡航ミサイルに不具合が生じていると指摘しています。
また、機密性の高い通信手段も乏しく指揮統制にも問題を抱えていると分析しています。
こうしたことから、国防総省の高官は現在のロシア軍の動きについて、有利に交渉を進めるために単に勢いをつけようとする「必死の試みに近い」との見方を示しています。
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