「ドライブ・マイ・カー」作品賞、監督賞にも期待[2022/03/28 12:00]

　アメリカ映画界最大の祭典アカデミー賞で快挙です。日本映画「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞しました。日本初のノミネートとなった作品賞にも期待がかかります。現地から報告です。

　（力石大輔記者報告）
　受賞が決まり舞台に上がった濱口竜介監督は「皆さんやりました。ありがとうございます」と満面の笑顔でガッツポーズをして喜びを爆発させていました。

　日本映画がアカデミー賞の国際長編映画賞を獲得するのは2009年の「おくりびと」以来の快挙です。

　「ドライブ・マイ・カー」は喪失を抱えて生きる男女を描いた作品で村上春樹さんの原作が元になっています。

　主演は西島秀俊さんが務めていて、3時間ほどの長編作品です。

　濱口竜介監督は現在43歳で東京大学を卒業した後、テレビ局で制作を経験した後に東京藝術大学大学院で本格的に映画を学んだということです。

　日本初の脚色賞でもノミネートされていましたが、惜しくもそちらの受賞はなりませんでした。

　ただ、この後、黒澤明監督以来となる監督賞でもノミネートされており、日本映画初の作品賞でもノミネートがされています。

　この後の受賞に期待します。