マリウポリ 市民16万人が脱出できず[2022/03/28 23:31]

 ロシア軍の激しい攻撃を受け続けているウクライナ南東部のマリウポリでは、16万人の住民が街から脱出できず命の危険にさらされています。

 国営テレビのインタビューに答えたマリウポリの市長はおよそ16万人の市民が電気も暖房も水道も通信もない状態で、いまだ市内に残っていると明らかにしました。

 この厳しい状況を受けて「一刻も早く市民全員を避難させる必要がある」と強く訴えましたが、ロシア軍が安全な避難経路の設置に同意していないため、住民の退避用に待機しているバス26台が稼働できない状態だということです。

 さらに、マリウポリからは2万人から3万人の市民がロシア軍により強制的にロシア支配下の地域やロシア領に移住させられているとも話しました。

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