NY市など 30歳未満の女性は男性よりも高収入[2022/03/29 05:49]

 世界的に男女の賃金格差が問題視されているなか、アメリカ・ニューヨークなどでは30歳未満の女性が男性よりも収入が多いという統計が発表されました。

 ブルームバーグ通信は28日、全米250の都市を対象にした調査で、22の都市で30歳未満の女性が同年代の男性よりも収入が多かったと報じました。

 データは2019年のもので、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けていませんが、特にニューヨーク市と首都ワシントンDCでは、男性を100とした場合、女性の賃金は102だったということです。

 ニューヨーク市の最低賃金は時給15ドル=1850円ほどですが、新型コロナに端を発した人手不足やインフレの影響を受け、実際の賃金はさらに上昇しています。

 一方で保守層が多い南部や中西部など100を超える都市で女性は男性の8割から9割ほどの収入にとどまり、男女平等を巡って地域間の格差が広がっています。

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