米大統領「撤回しない」 プーチン氏巡る失言で[2022/03/29 06:30]

 アメリカのバイデン大統領はロシアのプーチン大統領に対し「権力の座にとどまるべきではない」と発言したことについて、撤回しない考えを示しました。

 バイデン大統領は28日、ロシアと西側諸国の緊張感が高まるなかで「プーチン氏は権力の座にとどまるべきではない」と批判した自身の発言について、「個人の感情に基づくものだった」と釈明しました。

 バイデン大統領:「私はプーチンのやり方とこの男の行動に対して感じた怒りを表現したんだ」

 そのうえで、「誰もプーチン氏を倒そうだなんて考えていない」「馬鹿げている」と退陣を求める意図はなかったと強調し、謝罪や撤回はしない考えを示しました。

 ただ、この発言を巡っては国内外から「ロシアが攻撃をエスカレートさせかねない失言だ」などと指摘する声が上がっていて、バイデン大統領の“失言癖”の危うさが改めて浮き彫りになった形です。

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