地球から約129億光年離れた星の観測に成功「エアレンデル」と命名[2022/03/31 18:05]

 千葉大の教授らが参加する国際研究チームが、地球から約129億光年離れた星の観測に成功しました。人類が発見した最も遠くの星だということです。

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学や、千葉大の大栗真宗教授らが参加する国際研究チームは30日、イギリスの科学誌「ネイチャー」で、地球から約129億光年離れた星の観測に、ハッブル宇宙望遠鏡を使用して成功したと発表しました。

 宇宙が誕生したきっかけとされているビッグバンから、約9億年後の星の光を観測したということです。

 また、この星は古典英語で明けの明星を意味する「エアレンデル」と名付けられました。

 AP通信によりますと、研究者らは去年12月に打ち上げられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を用いて今後、「エアレンデル」の化学組成や温度などを調べるとしています。

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