「ロシアとの統一が戦略的ゴール」南オセチア“大統領”が編入求める考え表明[2022/04/01 10:01]

 旧ソビエト連邦の共和国だったジョージアから、一方的に独立宣言している南オセチアの指導者が、ロシアへの編入を求める考えを表明しました。

 南オセチアの「大統領」を名乗るビビロフ氏は3月30日、ビデオ声明を発表し、「オセチアの人々にとって歴史的、戦略的なゴールは、ロシアとの統一だ」として、「近く、法的な手続きを始める」と表明しました。

 31日にはロシアの国営テレビで住民投票の実施についてロシア側と協議していると述べました。

 南オセチアをめぐっては、2008年にジョージア政府軍と衝突したことを理由に、ロシアが軍事介入し、独立を一方的に承認しています。

 今回の編入に向けた動きは、親ロシア派が実効支配するウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」がロシアへの編入を目指す動きに呼応したものとみられます。

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