ロシア駐在の北朝鮮外交官がミサイル部品調達に関与 国連が指摘[2022/04/02 15:15]

 北朝鮮の制裁違反を調べる国連の専門家パネルは、ロシアに拠点を置く北朝鮮の外交官が弾道ミサイルの部品調達に関与しているなどと発表しました。

 1日に公表の最終報告書は、モスクワに駐在する北朝鮮の外交官の男が2016年から2020年にかけて、耐熱性に優れたアラミド繊維やステンレス鋼管など弾道ミサイルの部品を調達したと指摘しました。

 ロシアの軍事技術が北朝鮮に流れた疑いがあります。

 一方、アメリカ財務省は1日、ICBM=大陸間弾道ミサイルの開発に関与したなどとして、朝鮮労働党傘下の「ロケット工業部」など5つの団体を新たに制裁の対象に加えると発表しました。

 アメリカでの資産が凍結され、アメリカ企業などとの取引が禁止されます。

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