米国防総省 「キーウ撤退のロ軍ベラルーシに集結」[2022/04/05 03:21]

 アメリカ国防総省の高官は、ウクライナの首都キーウから撤退したロシア軍について、ベラルーシで補給や人員の強化を済ませ、再びウクライナでの戦闘に加わるとの分析を明らかにしました。

 国防総省の高官は4日、キーウ周辺に配置されていたロシア軍のうち、およそ3分の2が撤退し、ベラルーシに集結しているとの分析を明らかにしました。

 ベラルーシで部隊の整備や補給、人員の補充などで態勢を強化したのちにウクライナ東部のドンバス地方での戦闘に加わるとみています。

 ロシア軍がドンバス地方に戦力を集中し始めている兆候がある一方、国防総省の高官は「プーチン氏にどんな最終目標が見えていて、そのための大きな戦争がどこで起きるのかは全く分からない」と述べ、予断を許さない状況が続いているとの認識を示しています。

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