「目的はアジア版NATO」中国が米英豪の極超音速兵器開発に反発[2022/04/06 20:55]

 アメリカとイギリス、オーストラリアが極超音速兵器を共同開発すると表明したことに対して、中国外務省は「目的はアジア版のNATOだ」と反発しました。

 5日、アメリカ、イギリスとオーストラリアの首脳は声明で、「ロシアによる理不尽で不正で非合法なウクライナ侵攻」と強調し、3カ国による安全保障の枠組み「AUKUS」で極超音速兵器の共同開発に合意したと発表しました。

 これについて中国外務省の報道官は6日の会見で「ウクライナ危機を口実にしている」と述べ、「目的はアジア版のNATOを作り、アメリカの覇権主義を守るためだ」と主張しました。

 また、こうした動きは「軍拡競争をエスカレートさせる」と非難しています。

 中国は、これまで「AUKUS」についてアジア太平洋地域の平和を脅かすとして「深刻な懸念」を表明しています。

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