米英豪が極超音速兵器共同開発へ[2022/04/06 23:16]

 ウクライナ情勢が悪化するなか、アメリカ・イギリス・オーストラリアの3カ国が極超音速兵器などを共同開発すると明らかにしました。

 アメリカ・イギリス・オーストラリアは5日、3カ国の安全保障の枠組み「AUKUS」の一環として極超音速兵器を共同開発すると発表しました。

 オーストラリアのモリソン首相は極超音速ミサイルついて、「今後、戦闘で鍵となる技術の一つだ」と強調しています。音速の5倍、マッハ5以上で飛行する極超音速兵器は地上のレーダーで捕捉することが難しいとされています。

 ロシアはすでにこの極超音速兵器を実戦配備しているとされていて、先月19日、ウクライナ侵攻で使用したと主張しています。

 開発競争ではロシアや中国が先行していて、AUKUSの発表にはこの2カ国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。

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