ロシアの“暴言王”ジリノフスキー氏死去[2022/04/06 22:36]

 奔放な発言で物議を醸してきたロシアの極右政党トップ、ジリノフスキー氏が死去しました。75歳でした。

 インタファクス通信は6日、ロシア自由民主党のジリノフスキー党首が死去したと報じました。

 旧ソビエト連邦の南部、アルマトイ出身のジリノフスキー氏は、法律事務所などで働いた後、1991年に極右政党の自由民主党を設立しました。

 直後の大統領選挙にも出馬し、エリツィン氏に敗れましたが、得票率で3位につけ、一躍知名度を高めました。

 政界入りした後は、下院の副議長などを歴任し、「北方四島の返還を迫る日本にロシアは侵攻すべき」などと過激な発言を繰り返す一方、野党党首ながらプーチン政権を全面的に支持してきました。

 2018年にはウクライナの大統領府を爆撃すべきだと提案しています。

 今年2月に、新型コロナウイルスに感染して入院し、重篤な状態が続いていると報じられていました。

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