チョルノービリ原発 ロシア軍のずさんな管理が判明[2022/04/11 11:31]

 ウクライナのチョルノービリ原発にロシア軍の撤退後、CNNのカメラが入りました。ロシア軍によるずさんな管理の実態が明らかになっています。

 ロシア軍がチョルノービリ原発を制圧後、職員ら160人余りを拘束していた部屋では衣服などが散乱しロシア兵が物色した痕跡が残されていました。

 また、ロシア兵の作業場所の放射線レベルが通常より高くなっていて、ウクライナ当局はロシア兵が汚染区域に入り、放射性物質を持ち帰ったためだと説明しています。

 公表された映像には原発周辺の最も汚染された区域「赤い森」にロシア軍が掘ったとされる塹壕(ざんごう)などが確認できます。

 ウクライナ当局はロシア軍がチョルノービリ原発から放射性物質133個を略奪したと発表し、扱い方次第で人を被ばくさせてしまうと警告しています。

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