米国防総省「モスクワ沈没はロシア軍の大きな痛手」[2022/04/15 09:55]

 ロシア軍の黒海艦隊のミサイル巡洋艦「モスクワ」が沈没したことについて、アメリカ国防総省は「ロシア軍にとって大きな痛手だ」と指摘しました。

 カービー報道官:「(『モスクワ』は)黒海における、ある種の支配力を行使するための重要な部分だ。それが沈没したことは、ロシア軍の能力に影響を及ぼすことになる」

 国防総省のカービー報道官は14日、CNNのインタビューでこう述べたうえで「モスクワ」の沈没は、ロシアの黒海艦隊にとって「大きな痛手だ」と指摘しました。

 国防総省の高官は、「モスクワ」で爆発が起きたことで、ウクライナ南部オデーサ沖で活動していた、他のロシア軍の艦艇5隻ほどが遠ざかったとも明かしています。

 沈没の原因について、ウクライナ側は新型の対艦ミサイル「ネプチューン」で攻撃したと発表していますが、カービー報道官は「公式に確認する立場にない」としながらも「モスクワ」がいた場所は、ネプチューンの射程圏内だとして、その可能性を否定しませんでした。

こちらも読まれています