米中国防相会談 ウクライナ情勢で「中国に汚名着せるな」と反発[2022/04/21 15:00]

 バイデン政権発足後、初めて行われたアメリカと中国の国防トップによる会談で、中国側は「ウクライナ問題で中国に汚名を着せてはならない」と反発しました。

 アメリカのオースティン国防長官と中国の魏鳳和国防相は20日、電話で会談しました。

 中国国防省の発表によりますと、魏国防相は「ウクライナ問題を利用して中国に汚名を着せ、脅迫し圧力を掛けてはならない」と主張しました。

 オースティン長官はロシアを支援しないよう中国側に釘を刺したとみられます。

 魏国防相は台湾問題にも触れ「適切に処理されなければ両国関係に破壊的な影響を及ぼす」と牽制(けんせい)しました。

 その一方で、「両軍は信頼を強化し話し合いを強化し関係の安定を保つべき」と訴えました。

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