「極めて危険な状況だった」IAEAトップがチョルノービリ原発を視察[2022/04/27 11:27]

 IAEA=国際原子力機関のトップが、ウクライナのチョルノービリ原発を視察し、ロシア軍が一時占拠していた際、「極めて危険な状況だった」と語りました。

 IAEA・グロッシ事務局長:「最悪の事態が迫っていたかは分からないが、極めて危険な状況だった」

 IAEAのグロッシ事務局長は26日、ロシア軍の占拠中、チョルノービリ原発で事故が発生する恐れがあったと指摘しました。

 そのうえで、作業員の努力によって、最悪の事態を回避できたと強調し、現在の放射線レベルは正常だと説明しました。

 その後、ウクライナのゼレンスキー大統領と会見し、施設の修復作業を支援することで合意しました。

 一方、ロシア側は26日にも、原発がある南部ザポリージャを攻撃していて、状況は依然、緊迫しています。

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