原因不明の「小児肝炎」アメリカで初の死亡例か[2022/04/29 08:58]

 欧米などで拡大している原因不明の子どもの肝炎について、アメリカで関連が疑われる死亡例が新たに1人確認されました。

 アメリカ中西部ウィスコンシン州の衛生当局は27日、原因不明の肝炎が疑われる4例を調べていると発表しました。

 子ども1人が死亡していて、死因が肝炎だと確認されれば、アメリカで初の死亡例になるということです。

 また、肝臓移植が必要な子どもも1人いるとしています。

 WHO=世界保健機関は23日、原因不明の子どもの肝炎が11カ国で少なくとも169件確認され、1人が死亡したと明らかにしています。

 日本でも25日、厚生労働省がこの肝炎の可能性がある1例を公表していました。

 イギリスでは、この肝炎を発症した患者の多くからアデノウイルスの陽性反応があり、関連性が指摘されています。

こちらも読まれています