米国防総省　ロシア軍の作戦に遅れと指摘[2022/04/30 05:53]

　アメリカ国防総省はウクライナでのロシア軍の作戦は計画より遅れていると指摘しました。

　国防総省の幹部は29日、記者団に対してウクライナでのロシア軍の作戦は計画よりも数日、遅れているとの見方を示しました。

　国防総省の幹部はドンバス地方でロシア軍は陸上部隊の進軍に先立って火砲や空爆による攻撃を行っているものの、想定した効果を上げられず、進軍が遅れていると指摘しました。

　また、後方の補給部隊への攻撃を避けるため進行のスピードを落としていることも作戦が遅れた背景にあるとしています。

　一方、首都キーウに対する攻撃については軍事工場などを狙った攻撃が目標からそれて民間施設に被害を及ぼした可能性があるとしています。