ノーベル賞・ムラトフ氏襲撃「ロシアの仕業」米国務長官が憤り[2022/05/04 19:35]

 ノーベル賞を受賞したロシアの独立系メディア編集長が先月、何者かに襲われた事件について、アメリカのブリンケン国務長官はロシア治安当局による犯行だという見方を示し、強く非難しました。

 アメリカ、ブリンケン国務長官:「ロシアのムラトフ編集長が赤い液体を掛けられ、目に化学やけどを負った事件について、アメリカの情報機関はロシアの治安当局の仕業だとみている。これはロシアのウクライナ侵攻について批判しようとしている人たちへの明確なメッセージだ」

 ブリンケン国務長官はこう述べ、ロシアのウクライナ侵攻を批判的に伝え、3月末に活動を停止した「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長、ドミトリー・ムラトフ氏が被害に遭った事件に憤りをあらわにしました。

 また、ウクライナ侵攻について、ロシアが自由で独立した報道機関を制限しようとしていることについて「ロシア国民も世界中の人々と同様に自由に発言する権利を持っている」と強く非難しました。

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