中国副主席が文政権“評価”南北関係「重要な貢献」[2022/05/10 00:00]

 退任を目前に控えた韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と中国の王岐山国家副主席が会談し、中国側が文政権の南北関係などへの取り組みについて「重要な貢献」をしたと強調しました。

 中国国営の新華社通信によりますと、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の就任式に出席するために韓国を訪れている王副主席は9日、ソウルで文大統領と会談しました。

 会談のなかで王副主席は習近平国家主席のあいさつを伝えたうえで、過去5年間に文政権が「南北関係を改善し、半島問題の政治的解決に果たした重要な貢献について評価する」と述べました。

 一方、韓国側の発表によりますと、文大統領は中国に「継続して建設的な役割を果たしてくれるよう求めた」ということです。

 韓国では習主席の側近とされる王副主席の派遣について、アメリカ寄りの尹政権に対する牽制(けんせい)との声も上がっています。

画像:韓国大統領府提供

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