コロナ重症後遺症「20歳老化」に相当 イギリス研究結果[2022/05/10 11:38]
新型コロナ感染による後遺症の研究で、重症化した患者で発症する認知障害は50歳が70歳に老化するのに相当するなどとした研究結果が発表されました。
イギリスのケンブリッジ大学などの研究チームは3日、新型コロナの後遺症に関する研究結果を医学ジャーナルに掲載しました。
重症患者が回復した後に発症する場合がある認知障害は、50歳から70歳に老化するレベルに相当し、IQ(知能指数)を10ポイント失うことにも相当するということです。
また、倦怠(けんたい)感やブレインフォグ、言葉が思い出せない症状などが回復から数カ月経っても報告されるケースが目立っています。
症状の回復に時間がかかっているほか、うつや不安などメンタルヘルスに関する症状を示す可能性も指摘されています。