「中国に言及すべきではない」日EU首脳会談を前に牽制[2022/05/11 14:46]
EU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領が来日し、岸田総理大臣と会談するのを前に中国政府は「中国に言及すべきではない」と牽制(けんせい)しました。
EUのミシェル大統領とフォンデアライエン委員長は12日に岸田総理と会談し、ウクライナ侵攻やロシア寄りの姿勢を続ける中国への対応などについても協議します。
13日には被爆地・広島で原爆資料館などを訪れる予定です。
これについて中国外務省は10日の会見で「首脳会談はEUと日本の問題であり、中国を持ち出してはならない」と主張したうえで「まして、中国の内政に干渉してはならない」と釘を刺しました。
また、「世界のサプライチェーンの安定に寄与すべきだ」と強調し、日本やEUの中国への依存を減らそうとする動きに懸念を示しました。