独大手シーメンスがロシアから撤退 高速列車に影響か[2022/05/13 03:35]

 ロシアによるウクライナへの侵攻を巡り、ドイツの産業システム大手のシーメンスが、ロシア市場からの撤退を発表しました。

 シーメンスはロシアの高速列車「サプサン」や「ラストチカ」などの開発に関わっています。

 サプサンは、モスクワとサンクトペテルブルクを最短3時間40分で結ぶ高速列車で、観光客からビジネスマンまで幅広く利用されています。

 シーメンスはロシアの侵攻後、ロシア側との新規の取引を停止していましたが、車両の整備などは続けていたということです。

 ロシアのSNSなどでは整備など含めて、今後、どのような影響が出るのか不安視する声が上がっています。

 シーメンスはロシア国内で雇用しているおよそ3000人の従業員について、可能な限りサポートするなどとしています。

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