米コロナ死者100万人　感染増加で再び警戒を[2022/05/17 04:42]

　アメリカで新型コロナウイルスによる死者が世界で初めて100万人を上回りました。感染は徐々に増加傾向にあり、再び警戒が呼び掛けられています。

　アメリカのCDC＝疾病対策センターは16日、新型コロナによる死者が100万人を超えたと発表しました。

　このうち半数にあたる50万人余りが75歳以上で、65歳以上では死者数全体の74％を占めています。

　新規感染者数はオミクロン株の拡大で1月にピークを迎えた後、再び増加傾向にあります。

　現在は平均で一日9万人を超えていて、去年夏のデルタ株による感染数を超えたとして警戒されています。

　ニューヨーク市では、感染警戒レベルを「高い」に引き上げることが検討されていて、屋内の公共の場所ではマスクの着用を推奨したり、自宅用検査キットを追加で1650万個、配布したりする方針です。