粉ミルク不足のアメリカ 欧州から緊急空輸へ[2022/05/18 09:50]
アメリカでは乳児用の粉ミルク不足が深刻化していて、品不足解消のため、ヨーロッパから空輸されることが明らかになりました。
スイスの食品大手「ネスレ」は17日、オランダとスイスからアメリカに向けて在庫の粉ミルクを空輸する方針を示しました。
アメリカでは、2月に大手メーカーの粉ミルクを飲んで細菌感染を起こした赤ちゃん2人が死亡した報告があり、工場が閉鎖されたことをきっかけに粉ミルク不足が深刻化しています。
今月12日はバイデン大統領が、ネスレや小売りのウォルマート幹部と面会し、供給不足の解消を要請する騒ぎになっていました。
とりわけ、ミルクアレルギーを持つ赤ちゃん向けのミルク不足が深刻で、ネスレは対応のミルクから空輸を始めるとしています。