IAEAトップ「処理水の海洋排出 日本と長期で連携」[2022/05/21 08:08]

 来日中のIAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長が都内で会見を開き、福島第一原発の処理水の排水について長期にわたり日本政府と連携を続ける姿勢を示しました。

 IAEA・グロッシ事務局長:「プロセスは全体で数十年かかり、丁寧に取り組む必要があります。IAEAは日本と共に取り組みを支えていきます」

 グロッシ事務局長は20日、福島第一原発の処理水の海洋排出について日本の取り組みが国際基準に合致していることを示すためにもIAEAが連携していくと述べました。

 一方で、近隣諸国からの批判や風評被害などを念頭にしたうえで、国際的な基準や客観的な尺度でみることの重要性を強調しました。

 また、ロシアが現在も占拠しているウクライナ南東部のザポリージャ原発についてIAEAの査察官などが迅速にアクセスできるよう、ロシア側と協議していると明かしました。

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