中国外相「人権問題の政治化」牽制 国連の新疆訪問にクギ刺す[2022/05/24 12:21]

 中国の王毅外相は新疆ウイグル自治区への訪問を控える国連のバチェレ人権高等弁務官と会談し「人権問題を政治化してはならない」と釘を刺しました。

 中国外務省は、王外相とバチェレ氏が23日、広東省広州市で会談したと発表しました。

 会談の中で王外相は、「この訪問が、理解を進め協力を強化する旅になってほしい」と述べあくまで視察ではないとの立場を強調しました。

 そのうえで「中国は少数民族の権利の保護を重視してきた」と説明し、欧米諸国からの人権侵害の批判を念頭に「人権問題を政治化してはならない」と主張しました。

 一方、国連側の発表によりますと、バチェレ氏は「非常に重要で敏感な問題を議論することになる」と述べたということです。

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