中国政府は、新型コロナの拡大で急減速している経済の立て直しを図るため、幹部ら10万人を動員した異例の会議を開催しました。
中国メディアによりますと、内閣に相当する国務院は25日、経済の安定のためとして省や市などの幹部ら10万人以上を動員したビデオ・電話会議を開きました。
会議では李克強首相が演説し、感染が拡大した「3月、特に4月以降、一部の経済指標が明確に減速した」と指摘しました。
そのうえで、経済の立て直しを図るため「コロナ対策と経済発展を効率よく統合させ困難に立ち向うべきだ」と強調しました。
厳しいゼロコロナ政策を維持する中国政府は、経済の急減速に強い危機感をあらわにしています。
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