突入しなかったのは「誤った判断」 米小学校銃乱射事件で当局がミス認める[2022/05/28 13:05]

 アメリカ南部テキサス州で児童ら21人が死亡した銃乱射事件で、地元当局は当時、警察関係者が突入せず様子を見た現場の判断が間違いだったとの認識を明らかにしました。

 テキサス州の公安局は27日、容疑者が小学校で銃を乱射した10分後には、19人の警察関係者が現場に駆け付けたものの、学校の廊下で待機していたと発表しました。

 公安局長は、会見で「誤った判断であり言い訳もできない。私は現場にいなかったが、ただちに教室に入るべきだった」と述べました。

 通常、銃撃が続いている状況では即座に容疑者の殺害を試みるものの、立てこもりの状態だと判断し、生徒への脅威はないとみて教室に突入しなかったということです。

 児童ら21人が死亡しましたが、容疑者が射殺されたのは、発生から1時間以上が経った後で、保護者らから批判の声が上がっています。

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