米大統領「あと何人の命奪われれば」銃規制強化訴え[2022/06/03 10:54]

 アメリカで銃乱射事件が相次いでいることを受け、バイデン大統領は殺傷能力が高い銃の規制を強化するよう議会に強く求めました。

 バイデン大統領:「これ以上の殺戮(さつりく)を、私たちはどれだけ受け入れなければならないのか。『もうたくさんだ』という前に、あと何人の罪のない国民の命が奪われなければならないのか。もうたくさんだ」

 バイデン大統領は2日、殺傷能力の高い攻撃用の銃について「禁止できないのなら、せめて購入できる年齢を18歳から21歳に引き上げるべきだ」と議会に訴えました。

 また、銃を安全に保管するためのルール作りや販売の際の身元調査の強化なども求めたうえで「合理的で常識的な措置だ」と強調しました。

 アメリカ国内で銃乱射事件が相次ぎ、国民に不安が広がるなか、バイデン大統領は改めて銃規制の必要性を訴えた形ですが、野党・共和党は規制に反発していて実現のめどは立っていません。

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